金沢から伝わる伝統工芸　加賀ゆびぬき

伝統工芸産業の街、石川県金沢市。

この地で古くから愛され、大切に受け継がれてきた技法「加賀ゆびぬき」はご存じでしょうか。

艶やかな光沢と繊細な色合いを放つ絹糸を、丁寧にかがって作られる加賀ゆびぬき。

色とりどりの絹糸が作り出す、繊細で機密な糸模様の美しさは見る人の心を惹きつけ、工芸品やアクセサリーとして広く愛されています。

■加賀ゆびぬきのはじまり

その昔、糸や絹が貴重だった時代、加賀友禅などの針仕事を行っていたお針子さんたちが、余った絹糸や布の切れ端を大切に蓄え、

自身の仕事道具として作ったことが加賀ゆびぬきの始まりといわれています。

物を大切にする気持ちから生まれた加賀ゆびぬきは、やがて実用性だけでなく、美しい模様を楽しむようになり、

いつしか装飾品として広く愛さるようになりました。

加賀ゆびぬき作家である森本道恵さんも、加賀ゆびぬきの世界観に魅了された一人です。

 

加賀ゆびぬき作家　森本道恵　【morimoto_yubinuki】

石川県金沢市在住。

絹糸で彩る加賀ゆびぬきの繊細な世界に魅了され、

 

2005年より加賀ゆびぬき作家 大西由紀子氏師事のもと

 

自ら作品を手がけるようになる。

 

加賀ゆびぬきを次世代に伝えていくため、 SNSでの発信や

 

全国各地でワークショップ開催など 精力的に活動を続けている。

 

森本道恵さんデザイン・監修のもと、絹糸の艶やかな光沢の美しさと季節の色使いを楽しめる

加賀ゆびぬきの手づくりキットができました。

 

【森本道恵さんのコメント】

絹糸の美しさが際立つデザインと、季節を感じられる色使いを意識しました。

基本のかがり方さえ覚えてしまうと、あとは同じ作業の繰り返し。

無心になって針を進める心地よい手仕事の時間を楽しんでもらえたら嬉しいです。

付属のネックレスコードを使って洋服に合わせたり、帯締めに通して帯留めとして使うなど、

作るだけでなく、完成後も作品を自由に楽しんでくださいね。

 

■手仕事ならではの温かみ

加賀ゆびぬきの作り方は、意外とシンプル。

厚紙で土台を作り、バイアステープや真綿を重ね、その上に絹糸を丁寧にかがって模様を描いていきます。

糸で模様を作るという点では刺繍に似ていますが、針の進め方はまったく異なり、

基本の「かがり」を繰り返すことで独特の美しい模様を生みだします。

①厚紙にバイアステープを巻きます

②真綿を巻きます

③図に沿って糸をかがっていきます

 

■こだわりの道具

ご購入特典として、「めぼそ針」「真綿」「木棒」をプレゼントしています。

「めぼそ針」は金沢で４４０年以上にわたり針作りを続けてきた

老舗・目細八郎兵衛商店のもの。

布通りの良さと、使いやすい絶妙なしなりを実現するため、こだわりの焼入れで作られた逸品です。

真綿は国産の絹100%。

吸湿性・放湿性があり機能性も高く、軽くて長期間使用してもへたりにくいという特徴があります。

時代を超えて愛され続ける「加賀ゆびぬき」。

上質な絹糸をひと針ひと針丁寧にかがる贅沢な手仕事のひとときは、きっと心を豊かに満たしてくれます。

一度その魅力に触れれば、ここまで長きにわたって人々を惹きつけてきた理由がきっとわかるでしょう。

「加賀ゆびぬき」の世界を味わってみませんか。

絹糸で彩る森本道恵の加賀ゆびぬき

¥2,420（税込）

絹糸で彩る森本道恵の加賀ゆびぬき まとめて購入

¥13,068（税込）